幸せな状態のときには、よほどのことがなければ人は新しいキャリアを考えたりはしません。

今の生活に満足していない、このままでは将来が不安だからこそ、現在の環境を変えるために別のキャリアを探し出そうとします。

 

しかし、現在の人生にどのくらい満足していて、理想にはどのくらい足りないのかを意識している人はほとんどいません。

たとえ意識をしていても、視覚的に把握できていないことが、今あなたが感じているモヤモヤの原因です。

 

現在と理想の人生を描き、視覚的に自分の人生を把握するワーク「人生の輪(ライフホイール)」の内容、やり方を紹介していきます。

転職など、これから次のキャリアを考えている人、今の生活では将来が不安な人にぜひ読んでほしい記事です。

人生の輪(ライフホイール)とは?

人生の輪(ライフホイール)とは、自分の現在と理想の状況を視覚化するツールです。

近年、企業研修や自己啓発セミナーなどコーチングの場で使われることも多いため、見たことがある人もいるかもしれません。

 

長い人生ですから、誰もが一度は辛い状況や悲しい状況を経験したことがあると思います。

原因がはっきりしてる場合は良いのですが、人間の感情には曖昧な部分が多く、だからこそ「自分が何に辛く感じているのか」という原因がわからない場合があります。

 

  • 特にやりたいことがある訳ではないけれど、なんとなく今の会社を離れたい
  • 新しいことが得意な訳ではないけれど、同じような毎日にモヤモヤを感じる
  • 自分の人生このままで良いのかと漠然と不安に思う

 

上記のように、言葉ではなかなか表現できないモヤモヤを抱えている場合、目に見える形で書き出してみると、現在の自分の状態がわかりやすくなります。

人生の輪(ライフホイール)はその手助けをしてくれるツールなんですね。

人生の輪(ライフホイール)の描き方

人生の輪(ライフホイール)を描く上での大まかな流れは以下のとおりです。

 

  • 各テーマで自分がどれくらい満足しているかを考えます。
    車輪の中心を満足度ゼロ、円周上を最大として、あなたの満足度がどれくらいか、各セグメントに色を塗ります。
  • 色を塗った部分が、現在の人生におけるあなたの満足度を表しています。
  • 満足度が低いテーマがある場合は、そこにもっと意識を向ける必要があることを表します。

 

根本自己分析のセッションでは、現在のあなたの状態だけでなく、「各テーマがどのくらい満足度が高ければ良いのか」という理想の状態も描いていただきます。

各テーマとも、理想が必ずしも円周上にくる訳ではありません。

人生において「家族」を優先に考えている人もいれば、「仕事」を優先に考えている人もおり、考え方は人それぞれだからです。

 

良い悪いではなく、その人が何を重視しているかという価値観のお話なので、気軽に描いてみましょう。

続いて各テーマの内容についてご説明します。

趣味・楽しみ

趣味がある人は、その趣味についてどのくらい満足度が高いかを考えていきます。

具体的には、自分が満足するほどお金や時間を使えているか、一緒に楽しむ仲間がいるか、などです。

 

趣味がない人は、趣味がないことを問題だと感じているか、気にしていないのかといった観点で満足度を描いてみましょう。

愛情

恋人や人生のパートナーがいるかいないかで愛情の数値が決まる訳ではありません。

 

例えば、独身の人でもペットや友達・職場の同僚などに与えている愛情もあるはずです。

逆に、周りの人たちから自分がもらっている愛情もあるのではないでしょうか。

 

日常生活で、あなた自身がどのように感じているかを大事に描いてみましょう。

家族・友人

家族・友人についても愛情と同じことが言えます。

家族がいる人でも、家に帰っても居場所がないような人は満足度は低くなるでしょう。

 

友人も同じです。

友人の数が多いことに満足を感じる人もいれば、友人が1人でも深い関係を築けていることに満足を感じる人もいます。

健康

病気をしていないか、適度な運動はできているかといった観点で描いていきます。

こちらも自分自身がどのように感じているかが重要なので、病気をしていなくても良しと考えている人もいれば、毎日ランニングをしていないと満足できない人もいます。

 

睡眠時間や食事といった観点で考えるのも良いでしょう。

自己成長・精神的成長

自己成長・精神的成長は仕事の要素も関わってくるため、人によって特徴が出やすいテーマでもあります。

自己成長にお金や時間を投資できているか、日々の生活で成長を感じることができているか、そもそも成長したいと考えているのかといった観点で描いてみましょう。

 

注意点としては、親や家族から言われている「こんな状態になってほしい」という声は一旦無視することです。

あくまで、あなた自身がどのように思っているかで描いてみてください。

お金・富

お金・富については、「そもそも贅沢な暮らしをしたいのか」といった観点で描いてみるのも1つの方法です。

もちろん、現在の給料に満足しているかといった観点で描くのも重要です。

 

周りの人の給料と比較せず、あくまで自分自身がお金についてどのように考えているかを大事にしてください。

職業

あなたの職業観や現在のお仕事について、どのくらい満足しているかを描いてみてください。

今の残業時間で満足か、やりがいはあるか、同僚など仕事を一緒にする人との関係はどうか、将来もこの仕事を続けていきたいのか、など。

 

あなたの職業によって、状況は様々です。

くどいようですが、上司からの期待だとかは抜きにしてあなた自身の満足度を描いてください。

自己表現

自己表現は分かりにくいかもしれませんが、1つは職場や家庭などであなたの主張がどのくらい反映されるかで考えてみてください。

例えば、職場であなたの意思や考えを聴いてくれる人がいるか、家庭で自分の意見を表明できる関係が築けているかといったことです。

もう1つは、歌や楽器演奏、絵画やブログ・SNSなどの創作物で自分を表現できているかという観点も大事です。

 

自分を表現する術を持っているかを考えて、描いてみてください。

人生の輪(ライフホイール)の読み解き方

人生の輪(ライフホイール)を描き終えたら、俯瞰するように自分の描いた人生の輪(ライフホイール)を眺めてみてください。

いかがでしょうか?

なにかしら特徴的な部分があるのではないでしょうか?

 

もし特徴的な部分が見つからない場合は、現実の満足度が極端に低いところ、理想と現実の満足度の乖離が激しいところに目を向けてみましょう。

その部分こそが、あなたが言葉に表現できないモヤモヤや辛さの原因となりうる部分です。

 

あなたが感じる特徴的な部分が見つかったら、「なぜ現実の満足度は低いのか」「なぜ理想と現実のギャップが激しいのか」といった問いかけをしてみましょう。

次に、上記で出てきたなぜの答えについて「ということは、つまり〜」と言葉を言い換えてみましょう。

最後に、「このような状態にいる自分は、どのようなライフスタイル、生活になったら良いのか」という問いかけをしてみてください。

 

この作業によって、あなたの価値観をキーワードとして表現できるようになり、幸せな生活を送るための人生の軸を見つけることができるようになります。

人生の輪(ライフホイール)は、描くこと自体よりも、この問いかけの部分がもっとも重要になってきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

各テーマの説明をする際に、しつこく「あなた自身がどのように感じているか」を書きました。

人間は意識していなくても、自然とニュースや家族の意見など外からの情報に影響されるものです。

 

人生の輪(ライフホイール)を描くことで、あなたの人生にある様々な要素が状態を感じ取れます。

また、自分では意識していなかったあなたの大事な価値観や人生の軸を得ることもできます。

 

新しいキャリア形成を考える第一歩として、ぜひ人生の輪(ライフホイール)を描いてみてくださいね。

 

もし人生の輪(ライフホイール)を描いた後の適切な問いかけをご自身では思いつかない場合は、根本自己分析のセッションを受けてみてください。

ファシリテーターが、対話を通じて適切な問いを投げかけていくので、人生の輪(ライフホイール)をより深くあなたの人生に役立てるようお手伝いをさせていただきます。

 

以下のページをぜひ確認してみてくださいね。

根本自己分析