• 肩書きがないと安心できない。
  • 肩書きがないと信用されない。
  • 肩書きがないとお願いできない。

これらはすべて肩書きに囚われた生き方です。

お互いの関係性で交流しているのではなく、人を実態のない肩書きだけで観ていると常に心に不安な感情が芽生えてしまいます。

 

映画『トイ・ストーリー3』の中に、肩書きに囚われない生き方をする方法が隠されていたので、コラムにまとめてみました。

自分らしさがないことに悩んでいる人におすすめの内容です。

肩書きってなんだろう?

あなたはどんな人ですか?

 

〇〇会社の社員です。〇〇部の部長です。〇〇で公務員しています。主婦しています。

おそらく、このように肩書きを答えているのではないでしょうか。

 

肩書きには、何をやっている人か、どんな権限がある人かなどを簡潔に相手に伝えるメリットがあります。

名乗ることで覚えてもらいやすくなることもあります。肩書きの効用を否定するつもりはありません。

 

ただ、肩書きの意味について一度立ち止まって考えてみてほしいのです。

肩書きに囚われてしまい、どこにでも代わりがいるロボットのような人になっていませんか?

 

紫色の熊のぬいぐるみロッツォは自分の代わりとなっている新しいぬいぐるみを見てこう言います。

「代わりがいた。行くぞ。」

そう言って、自分を一番に可愛がってくれていたジェシーの家から出ていきます。

 

もう一度問いかけます。

あなたはどんな人ですか?

あなたの本当の価値

肩書きを得ると自分が価値のある人間のように感じてしまいます。

もちろん、今までの努力や頑張りの結果として肩書きを得たのであって、それ自体は素晴らしいことと言えるでしょう。

 

ただ、肩書きを「力」と勘違いし、権力のように振りかざしてしまうことはないでしょうか?

自分の立場を利用して相手に無理難題を言ったり、上から目線で相手を見下してみたり。

 

もし心当たりがあるのなら、肩書きを得ることができた経緯について思い返してみましょう。

自分がとても価値のある人間だから肩書きを得たのではない、みんなが認めたからその肩書きを名乗れるようになったことを。

 

ゴミ捨て場に落とされそうになったバービーが熊のぬいぐるみロッツォにこう言います。

「権力は脅しではなく、同意から生じる」

僕たちは肩書きを「力」だと勘違いしないように、気をつけなければいけませんね。

肩書きを取ったその先にあるもの

いきなり肩書きを取った姿を想像してくださいと言っても難しいでしょう。

例えば、会社をやめたとき、定年退職をしたとき、左遷されたときのあなたはどうなっているでしょうか?

 

自分のやりたいことに向かって行動しているでしょうか。

それとも、何もできない自分に打ちひしがれて落ち込んでいるでしょうか。

 

肩書きがなくなっても自信を持って生きていける、自分を代替可能なものだと卑下せずに生きていける。

そんな自分らしさを持って生きる最初の一歩として、肩書きのない自分を考えてみてはいかがでしょうか?

 

人間は、種族として、また心臓や脳といった器官を持っているという意味ではみんな同じです。

でも、それぞれが異なる考え方、感じ方、行動の仕方をしているという点ではみんな違います。

 

熊のぬいぐるみロッツォが言い放った言葉とその言葉に対するケンの返答を引用します。

ロッツォ「彼女は人形、同じものはたくさんいる。」

ケン「君だけさ」

根本自己分析